最近のこと - mamoの日記

ブログの更新とかしていいものか、と数日慎重になっていましたが、被害のなかった我々が縮こまってていいことなんてひとつもない！と思い、今後はいつもどおり更新していきたいと思っています。
その日その時は次女と昼寝していて地震には気付きませんでした。大阪も揺れたようです。帰宅していた夫に起こされテレビをつけて、その被害と津波の映像に言葉を失いました。
すると夫が「山手の親戚の家に子供連れて行ってくれへんか。」潮風といえば聞こえはいいですが、風のある日は魚や塩の匂いが庭にたちこめる程度に我が家は海に近く、仕事場は海のそばもそば。そして家には寝たきりも含めた年寄り二人と子供たち。大津波警報の出る地域がどんどん広がるなか、仕事場も家族も気になるからせめて娘たちだけでも心配したくない、と夫に言われ、親戚の家に向かいました。
結局取り越し苦労でしたが、おばさんのおかげで子供たちが必要以上におびえることがなく、結果的によかったです。ちょうど家に来ていた育児番長*1おばさんに話をつけてお邪魔したら、晩御飯にお寿司を用意してくれて、食後は子供たちとウノしたりボールで遊んだりしてくれました。後から合流した夫と私は、テレビで流れる惨状をただ黙って見つめることしかできませんでした。
夜になって帰ろうとしたら娘たちは「帰りたくない！」と泣き、帰宅してからも「今日は楽しかった」と。今思えば、子供たちを思いやることがほとんどできなかった未熟者の私らにかわって、子供たちがこわがったりしないようにおばさんが気を使ってくれてたんですね。
次の日は家族みんな家にこもってずっとテレビを見ていました。すると長女は「幼稚園はこわれてないかなぁ」「明日はうちに地震こない？」とこわがり、次女は生まれて初めて夜泣きしたり。その夜に、子供たちにはいつもどおりの生活を送らせてあげねばならない、とやっと気付きました。
地震二日後の日曜日は、子供たちの好きな公園に遠出しました。公園や帰りに寄ったSCは家族連れがたくさんいて、なぜか安心。そして、当たり前と思っていた日常に感謝しつつ、普通に生活することが今の私がやるべきことかもとぼんやり思いました。出来ることが微々たることすぎて悲しくもありますが、まずは出来ることをやりたい。
子供たちをたくさん遊ばせ親も疲れて帰宅したら、夫の携帯がなりました。「携帯が落ちてたので着信履歴から電話してます」と。わたくし、遠出した先の駐車場で携帯を落としてきたのです･･･。電話をもらうまで落としたことすら気付いてなかったという･･･。どんだけ、どんだけうっかりなのか！夫は「また！？」とあきれ顔。ええ、出先で携帯を落とすのはこれが初めてではありません。和歌山でわざわざ携帯を落として、引き取りにいけず送ってもらったこともあります。本当にアホすぎる（泣）。
我が家の場所を言うとその遠さに拾った方も「ええ！？」と驚いてはりましたが、偶然こちら方面にこれから行く予定だとのことで、待ち合わせの約束をして夫に行ってもらいました。え？私が行けよ、って？夫から「これ以上落し物されたら困るから家から出るな（真顔）」と言われて、大人しく留守番いたしました･･･。
少しだけですがお礼として商品券を封筒に入れて夫に持っていってもらったのですが、相手の方が頑として受け取ってくれなかったそうです。「これも何かの縁だから」と･･･。
実は最近、うちの事務所にどろぼうが入って仕事用の携帯が盗まれて数万円分使われてたりしたんです。「物騒な世の中やわー」と夫婦で暗い気持ちになっていたのが、いい方に携帯を拾われて胸が温かくなりました。
夫婦で明るい気持ちになったところで夫から一言、「いい加減携帯落とすのやめてな。」はい、気をつけます。財布はなぜか落としたことないんですがね。携帯とは相性が悪いです。

*1:保育士歴ウン十年のあのおばさん。