過剰な寒さ対策に注意

妊婦だと言うと/バレると、「ここ寒くない?」「暖房キツくする?」とやたら冷え・寒さを気にしてもらえる。妊婦は冷え大敵!というスローガンでもあるのだろうか。
妊婦はもちろん冷やしたらええことないと思う。でも、私だけかもしれんが、妊娠してると寒さより暖かすぎたり暑いほうがしんどい。無駄に暖かいと体調が急降下しやすい。
娘を妊娠中に軽いエステに行ったときも、一応妊娠してることを伝えると、真冬だったので寒さ対策をすごく気にしてくださった。暖房を強くして暖房器具を私のベットに近づけ、毛布を2枚体にかけてくれ等など。私もはじめての妊娠・まだ5ヶ月くらいで、寒いとアカンのかなと思い言われるがままにされてた。
一通りマッサージをしてもらったあとパックをして「ではゆっくりなさってください」と放置プレイに入ったころから、なんだか体調がすぐれなくなってきた。マッサージをするとただでさえも体がポカポカしてくるのに、部屋は暑いわ毛布をひっかぶってるわ、我慢大会状態の私。しかも喉がやたら渇いてくる(これもエステでよくあること)。水分不足+暑い、これは妊婦にとって危機的状況だ。
と今の私には分かるけど当時はそんな認識もない。毛布をはがして暖房器具を遠くにやり、何ならもうパックをやめてもらってすぐさま水分を摂取すべきだったと思うが、顔のうえにのっかってるパックがやたらありがたく感じ「あと少しの辛抱だ」と無駄に我慢していた。
やっとパックが終わり起き上がるころにはもうヘロヘロ。ゆでダコのような私の顔を見てエステのおねえさんおばちゃん(微妙な年の方でした)もハ!という顔に。エステの後はたいていお茶が出てくるものだが、お姉さんはすぐさまお茶を持ってきてくれた。生命の危機を感じるくらいに水分を欲していた私は、おねえさんの目など気にすることなくお湯飲みをひったくり、ゴキュゴキュと一気飲み。それでも全然足らん!と顔に書いてあったのだろう、無言で2杯目も持ってきてくださりそれも一瞬で飲みきった。
本来ならばそこからフルメイクをして化粧品を売りつけられるのだが、お姉さんも私のヘロヘロ具合を見てサッサと開放してくれた。私も一秒でも早く家に帰って冷たい水をたらふく飲んで横になりたかった。帰り際にお姉さんが小さい声で「もしよかったらまたきてください・・・」とつぶやいたのを覚えている。もちろん二度と行ってない。
同じく寒い季節で妊婦な今、そのときのことがよい教訓となっている。外出するときに気をつけるのが、下半身はしっかり着込むが上半身は薄着にする。厚手のダウンやコートも(車移動がほとんどなのもあり)めったに着込まない。今年流行ってる丈の短いジャケットコートというのだろうか、ああいうものが重宝している。生地を選べば薄手でもそんなに寒くないし、最悪脱いで手に持ってもかさばらない。娘連れて荷物持ってさらに自分のコートまで持つとかなりしんどい。
かわりに大判ストールを必ず持ち歩く。寒いときはガバリと羽織れるし、娘が寝たら毛布としても使えて便利。運転中は足がどうしても冷えやすいからひざ掛けにもしてる。
パシュミナなるものが流行ったころに買ったものをかれこれ約10年愛用していたが、先日不注意で破いてしまった。端が破れてるだけなので家ではひざ掛けとしてまだまだ現役。でもさすがに外では使えないやと昨日高島屋で新調した。ダークカラーラヴな私は黒とか紫を探しておったのだが「春らしいお色のほうがこれからの季節重宝しますよ」という販売員のおばちゃんにのせられて、桃色と呼びたくなるキュートなピンクをうっかり買ってしまった・・・。自分のワードローブにない色に見慣れるべく、今は椅子に引っ掛けて目を慣らしているところ(笑)。