その道のプロ

今日から義母とその妹が一泊でお参り旅行に行ったため、軽い認知症の義祖母の面倒を見るため他の妹二人が我が家に来ている(義母は四人姉妹の長女)。そのうち3月末で退職した妹は朝から来てくれ今晩は泊まってくれてる。デカ腹を抱え動き放題の2歳児を追っかけまわす身としては認知症の義祖母まではとても手が回らず大変大変ありがたい。
が、少々しんどいところもある。その妹は話してて楽しいしたまに会うぶんにはいいのだが、この人がお姑さんだったらしんどそうだなぁとは薄々思っていた。そして今回、ああ、夫の母がこの人でなく義母で本当によかったと思った。
全然悪い人ではないしむしろいい人なのだが、きっちりしてて気が回るタイプゆえ、大雑把な私は疲れる。おそらく向こうも私のざっくり感に疲れてるであろう。思うに彼女はお嫁さんとの同居には向かないタイプだ。
あと何がしんどいって、彼女は3末まで保母さんだったので、育児に関して手も貸してくれるがしっかり口も出してくれること!お言葉のひとつひとつが、チクチク刺さります(苦笑)。
娘が生まれてしばらくは、育児のことをちょくちょく相談しててんけど、最近はもうしなくなった。何かひとつ聞くと「こうしたら?ああしたら?こんなこともやってみた?」と矢継ぎ早にアドバイスをしてくれ、何だか自分が出来ない子のように思えてくる。私が上手いことできひんからあかんねんなぁとうっかり思ってしまうのだ。相談してかえって思い悩むくらいなら「オムツ取れないぜーエヘヘ」と頭をかいてるほうがマシだ。
夫のいとこにあたる彼女の娘さんも最近保母さんになった。自分の子を産み育ててない分さらにご丁寧に単刀直入にアドバイスをしてくれ、彼女に相談するのはますます面倒だ。例えば以前、娘が迷子になったことがあってねぇ〜と彼女にぽろりとこぼしたら
いとこ『何で?カートに何で座らせへんの?』
・・・何でって。カートを嫌がる我が子と毎日スーパーで格闘してるんですよ新米母は。
私「・・・ああ、カートを嫌がるんよね。」
いとこ『お気に入りのおもちゃとかをカートの持ち手のところにつけたらいいんよ!』
(心の声→・・・そんなんとっくにやってるっちゅーねん。そんなことで座るほど簡単にはいけへんっちゅーねん。)
私「・・・ああ、今度やってみるわ、ありがとねー」(と退散)
そういえば一度、二人が揃ってるときに「なかなかトイレでしてくれへん」とかうっかりつぶやいてしまい、ステレオであーしろこーしろこれを買えオマル買えとたくさんアドバイスされ、何とも暗い気持ちになった。結局私が悪いからオムツがとれないのかしら?というゴールにたどり着きそうになる。危ない危ない。
女って、解決法が欲しくて悩みを相談するというより、ただ聞いてほしくて、思ってることをはきたいってところが大きいなぁと、我ながら思った。
あ、でもおすすめの絵本とか今の月齢で食いつく遊びとかは、彼女たちに聞くのがすごくいい!以前「そろそろパズルとかもええで」って言われて簡単なのを用意してみたら、想像以上に食いついて毎日パズルしてたもん。そんなところは今後も大いに質問したいと思っている。