なじみの美容室は貴重

今日は私と娘と揃って散髪した。娘は前髪が超短いおかっぱ。ほたるの墓のせっちゃんに似てる。原西では決して、ない。私は、10年以上ぶりに前髪を作って全体にパーマをあてた。あてるって言うとおばはんくさい?笑
今の美容院はもう10年通っている。その間に結婚も含め2度引越ししてそこは現在の住まいからはかなり遠いのだが、意地でも美容室は変えていない。巳年生まれは何でもしつこい。美容室探しをしてさまようのが大嫌いなので。担当の美容師さんは技術の確かさやセンスのよさはもちろん私の好みや性格を理解してくれてはって助かるし、変なおべっかを言わずわりとはっきり事実を伝えてくれるので信用している。
例えば、これから出産に向けてどういう髪型にしようかなという話になったとき。美容師さん(♂)は二人お子さんがいて、下のお子さんががうちの子と年が近いのもありわりと状況をわかってくれる。出産前に髪を短くしたほうが出産後何かと楽かなぁと話したら、奥さんがロングだったのだけど二人目出産の直前にバサっと髪を切ったら、妊娠してちょっと太っててしかもむくみやすいところにショートにしてブサイクになってしまったらしい。出産前のバサっと切りはかなり危険だ、と進言された。なるほど、納得。出産後期ってそういや日々むくみとの戦いだもんなー。最近は伸ばす方向できてたのでそのままでいこうと今は思ってる。
重めな前髪を今回作って、めっちゃイメージが変わって気分がすっきりした。美容院行ってイメージ変わると、払った分だけ何かを得たような気分になれる。逆に毛先をそろえたりカラーの手直しだけで何も変わった感じがしないと、時間とお金をかけたのにこれか・・・みたいなケチ心がちくちく痛むのは私だけ。
この10年でも、1〜2回は「前髪を作ってみたい」と言ったことはあるのだが、親切正直な美容師さんに「やめたほうがいい」とすっぱりお断りされてきた。丸顔だからどうしても前髪を長くしてエラ部分を覆ったスタイルにされるのだ。それが今回は「前髪を作りましょう」とバサ!と切られて、大げさに言うと10年来の思いが叶った気がした。
付き合いが長くて気心が知れてるからだろう、基本美容師さんの言われるがままにされている私。「今日は毛先のパーマは残して全体に軽くして、ハイライトとローライトで動きつけますね」はーいお願いしマース(雑誌に没頭)、みたいな。当初は「切りますかそれとも伸ばしますか?」とか「パーマしますか?」くらいは聞かれてたと思うが、すべての質問に「どちらでもー」としか私が答えないのをいいことに、施術前のスタイル相談はもう省かれるようになった。数十年同じ床屋に通い同じヘアスタイルのおっさんのように、座ったら即雑誌を読む。たまに鏡を見ると「おー今日は短いですねー」とか人事のようにつぶやいたり。今日はふと見ると重め前髪が出現しててさすがの私も驚いた。「今回はめずらしく前髪作ってみましたよー」と私の反応がうれしそうな美容師さん。
そういえば大学時代に2〜3年通った美容師さんも、いつもおまかせだった。気がつくとスパイラルパーマががつんとかかってたり(パフィー全盛期)金髪にされてたりと、何をされても何の文句も言わずかつ異常に色黒(体育会系)で明らかに普通の女子大生ではなかった私の髪をいつもアグレッシブに扱ってくれた。金髪にされたときにはさすがに笑った。もちろんそのままで数ヶ月過ごしましたが何か。