夜中につぶやくとこんなこと

一日の中で一番好きな時間帯は、午前中。
今日という日がまだたっぷり残ってて、午前中のうちに、今日やりたいことをあれこれ考えるのが好きだから。
これって幸せなおかげだと思うのは私だけだろうか。
以前アムロちゃんの歌で「今日が〜終わるたび〜胸をなでおろすなんてやめよ〜う」というフレーズがあり、仕事がしんどいころは毎日こんな感じだった。
夜、お布団に入り、一日が終わる瞬間が一番幸せだった。
歌のように「あー今日もやっと終わった」と胸をなでおろしてた気がする。


話は変わり、こないだダンナくんとキライな言葉は何?と話してたときのこと。
私は「あーあ、なんかいいことないかなぁ〜」というフレーズ、というか、こうつぶやく他力本願女子があまり好きではない。
そんなこと言う前にグラウンド3周走って来い!なーんて思う(笑)。頭の中まで筋肉とはこんな人のことでしょうな。


思うにこのフレーズ、男性陣はあまり使わない。
「大当たりせえへんかなぁ(例えばパチンコ、競馬など)」と男性がつぶやくこともあろうが、その場合競馬であれパチンコであれ何かしらの努力をしてる上でのつぶやき。よってほぼ自力本願。
他力本願女子は、何もせずただただ晴れた空を見上げ「あーあ、いいことないかなぁ〜」とつぶやくのだ。
それは「どこかに白馬に乗った王子様がいて私を連れ去ってくれないかなぁ〜」というのとほぼ同義。
このフレーズ(いいこと〜)を耳にすることは、昔からわりとあった。
そのたびに、私はなるべくつぶやくまいと思った覚えがある。
がしかし、しんどいときやヤなことが重なったときは思わずつぶやいてしまうものだ。


それがここしばらく、「いいことないかなぁ〜」とつぶやいた覚えがない。
多分、娘が生まれてから、いや、妊娠してからこっち、つぶやいてない気がする。
つぶやく暇がなかったのかもしれない。
でもやっぱり、「いいこと」が目の前にあるからつぶやかないのかな。


以前本か雑誌かで、子供が反抗期にどれだけ親の言うことを聞かなくても、親が見放さずに子供の面倒を見れるのは、親は子供が3歳までに一生分の幸せをもらってるから、というのを読んだことがある。
その話をしてる本人が父親にそう言われたとかで。
その言葉にとても説得力があるなーと思った。
私はけっこう扱いにくい部類の子供だったと思われ思春期はめいいっぱい親に反抗してたと思うが、それでも親が私を見捨てなかったのはなぜだったのか、その答えが分かった気がしてすっきりした。


今1歳7ヶ月の娘。
一生分の半分の幸せをもうもらっちゃったのかも。
そういや先輩ママに「今が一番かわいい時期よね〜」ってよく言われる。
そう思うと、娘の一挙手一投足を見逃さぬよう観察したくなる。
親とは本当に馬鹿なものである。