めでたく退院

あらためて、昨日退院した。
この数日、点滴のおかげもあるだろうけどお腹の張りもほとんどなく出血もなかったので、点滴だけでもはずれてくれないかなぁと思っていた。あとは家族や親戚に預けている娘のことも一応気になってたし。
なんてことを比較的話のしやすい看護婦さんにしてみたら「一度先生にダメもとで話してみたら?」と。そういえば数日前の回診の際に先生から「mamoさんは一旦退院して再度入院となるとお家の状況的にかえってしんどいですか?それとも一旦退院してみるとか大丈夫ですか?」と聞かれた。人によっては、実家から親御さんに来てもらってて、退院して親に帰ってもらうやいなやまた入院→親に再度来てもらって大変、とかなるなら、腰をすえて入院しておいたほうがいいという人もいるとか。私は入退院が頻繁にあっても、そらそんなん避けたいけど大丈夫というか一旦退院できるものならそちらを優先したい、と答えていた。
さっそく昨日の朝の回診で主治医の先生に「あのー、家のことや娘のこともあって入院があまり長引いてくるとしんどいです・・・」と切り出してみたら、では今日診察してみましょうとのこと。診察の結果まだ点滴や入院が必要ならばもちろん大人しくそうするつもりだし、診てもらうだけでも、と思いお願いしますと返事した。
入院中の診察は外来の診察が始まるくらいの時間にある。話はそれるが、外来が比較的すいている曜日・時間がつかめたのは今回の収穫のひとつ。外来の患者さんが待ってる中、車椅子に乗って点滴を引き連れて待合室を横切る私はいかにも重病人に見えるだろうなぁといつも思っていた。
さっそく内診。入院中に計6回ほど内診したが、何度しても内診に慣れることはない。ただ手順というか何をしてどのくらいで終わるかが分かるだけでも不安はかなり少なくはなった。
話を戻して昨日の内診。内診中先生が「おお!」と声をあげるくらいよくなっていた。後から超音波の写真を見ながら説明をうけたところ、1週間前に再入院が決まったときは指1本近く開いていた子宮口はカッチリと閉じており、そのとき子宮けいかん長は1.6センチまで短くなっていたのが昨日は5センチまで回復。あまりの劇的な回復に、内診台と先生とをさえぎるカーテンをひらりと開け「本当にmamoさんですよね!?」と顔の確認までされた。こんなことはめずらしいらしい。もひとつ不思議なことに、入院時逆子になっていたのが戻っていた。赤子よそして私の子宮よ、ありがとう。
点滴はもう不要で薬の服用で十分、そして点滴を抜いて数時間様子を見て、お腹がまた頻繁に張るなどの変化がなければ退院についても考えましょうとのこと。点滴を引き連れて車椅子で診察に向かったのに、看護婦さんに「もう歩いて病室まで帰れるでしょう」とのことでスタスタ歩いて帰った。
点滴を抜いて様子を見ていると友人がお見舞いに来てくれた。友人も切迫早産で長期入院&点滴の経験があり「ついさっき点滴から開放されてん♪」などとぺちゃくちゃしゃべっていたら、先生が登場。お腹の張りや出血がないか確認され「ではもう今日帰っていいです。」・・・・・・あまりに早い展開に友人と二人驚いた。あわてて夫に連絡したら夫も慌てていた。義母にも連絡したら、用事で京都にいてとても驚いていた。つか娘は今日誰が面倒みてるの?日替わりで子守が変わる我が家(笑)。
こうして退院して1日がたった。1日4回ウテメリンを服用しているが、お腹のはりは多くても1時間に1回くらいと体調は安定している。今までも夫は家事に協力的なほうだったけど、私の入院中に手際がよくなりますます協力してくれる。今までは妊婦とはいえ家事をお願いして悪いなぁ〜という気持ちが心の隅に一応あったのだが、ゆっくりするのが私の仕事!と今は割り切れるので思いっきり甘えている。おかげで自宅でもかなりの時間を横になって過ごさせてもらっている。自宅で安静なんて楽すぎる!本当に出産までのつかのまの幸せ!!ひたすらテレビを見てマンガを読んで眠くなったら昼寝している。すみません世の中の2歳児お母さんがた。