育児と介護

以前少し書いたが、ひいおばあさんの調子があまりよろしくない。体はいたって元気なのだが、その、頭がというか、私はそれより「気」や「心」に近いと感じるのだが、つまりボケてきてしまった。本や新聞をよく読んでて話の面白い人だっただけに、そんな姿を見るのがとてもさみしい。
ひいおばあさんも気になるところだが、嫁としてはそのせいで義母がまいるのもこわいなと思っていた。が、今のところ大丈夫そう。おばあさんがそうなってからも、義母は生活スタイルを大きく変えていない。
例えば今日は義父が旅行でいないので、20時ごろおばあさんを寝かしつけたあと義母は打ちっぱなしへ行った。身重な私より絶対体力あるわー。夜に友達と食事にでかけたり休日には義父とゴルフのコースまわったりと、出かける回数は減っても義母まで悶々と家にこもっていないのはいいことやと思う。大家族&親戚うじゃうじゃの賜物だ。
介護のことは私は素人でよく分からないのだが、想像するに育児より大変なのではと思う。大人だから体も大きくて重いし知恵も力もある。育児と決定的に違うのが、子供は成長してだんだん手がかからなくなっていくものだが、介護は完全に回復するものではなかろうということ。先の見えない感じがして精神的につらいんじゃないかと思う。育児中の親と同じく、介護してる人も息抜きがきっと必要だろう。義母は今のところ上手に自分のペースを守っていると思う。
最後に、大家族で暮らす嫁として、子育て中の親として忘れんとこと思ってる文句を。自戒をこめて。
子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの