伊勢志摩の旅二日目

旅といえば朝から温泉。気持ちいいわ〜と長湯していたら、気がついたらなかなかに顔や体が火照っていた。危ない危ない。妊婦はポーっとなりやすいので気をつけなければ。
そういえば妊婦は温泉には入らないほうがいいという都市伝説?言い伝え?を聞いたこともある気がする。私は直接言われたことはないが、うるさ型のおばさまの中には今でもそう思ってる人もいるのだろう。脱衣所やお風呂では、いつも以上に腹を見られた気がしたのは気のせいではないような。
チェックアウト後賢島から鳥羽へアーバンライナーで移動。デラックスカーだったのもありすごく快適!帰りもこんなに快適かしら♪と楽しみにしていたが帰りはあの昔からおなじみのオレンジ色した近鉄特急だった。ちと残念。ま、ずーっと爆睡していた私にはあまり関係なかったか。
鳥羽へ着き早めに昼食をとる。今回の旅行は経費すべてを義両親に出してもらっているので大きな声では言えなかったが、このとき入った店は本当にまずかった。つわりが終わったとはいえ口に合わないものを食すると気分が悪くなりやすい身としては、食べれるラインギリギリセーフだった。この後何かが起きてもし命尽きていたとしたら、死んでも死にきれなかったと思う。食事とはつねに一期一会だ。夫・義母の妹と「あの店はひどかった」「あのエビはパン粉がついた状態の冷凍ものや」「伊勢で何が悲しくてあんなマズいエビを」と店を出てから小声で悪態をつく。
気を取り直して鳥羽水族館へ。巻頭の写真は大きい水槽の前でぱちり。ピースが最近上手になってカメラを向けるたびにやってくれるのはいいが、かなりの確立で手が顔とかぶる。
水族館へ行ったのはもちろん娘が喜ぶために!・・・と言いたいところだが、旅行では大人も力いっぱい楽しむのが我が家のいいところ。例えば昨夜宿泊した旅館は館内にボーリング場があったのだが、80過ぎのおばあさんをはじめ、いい年の大人たちが浴衣姿でキャッキャとボーリングをしていた。私は腹の事情(いちお妊婦だし)と爪の事情(ネイル好きにはボーリングはご法度。長い爪が飛びます)で遠慮したけど。
というわけで水族館では大人もペンギンやジュゴンやでかい魚を見てはしゃぎまくり写真とりまくり。私ももちろん楽しませてもらった。小さいころ図鑑が大好きで、中でも恐竜と魚の図鑑がボロボロになっていたくらい魚が好きなので。さかなクンみたいに詳しいとかじゃないけどね。もしかして漁師と結婚する運命を感じ取っていたのか(笑)。
その後ミキモトの真珠島へ。すぐにうっかりして「真珠/湾」といい間違える。男性陣はあからさまにつまんない顔をしていたが、女性陣は食い入るように展示物を見ていた。無性に真珠が欲しくなる魔性の島。数年前に当時は彼氏だった夫と来たときもやたらと真珠が買いたくなり、本気で物色していたら「そんなに欲しいんやったら買ったるで」と言われ、我に返った(笑)。『どうせ買ってくれるなら以前から欲しかったネックレスを買ってくれ!』と話をすりかえ、彼の気が変わらないうちにそそくさと大阪に帰り宝石店へ拉致、無事ネックレスを購入した記憶がある。夫はそんなことはもう忘れているだろう。やつのいいところは忘れっぽいことだ。
鳥羽駅から近鉄特急に乗り帰阪。車中私は眠りこけていたが、行きと同じかそれ以上に娘は悪い子だったらしい・・・。寝ててヨカッタ・・・ 
以前向日葵さんの日記で(id:orange-bagel:20081213#p4)、電車の中でジェルシールを貼って遊ばせたらいいというのを拝見した。それを旅行の前日に思い出し100均で一応用意していた。帰りの電車で義母たちがそれを娘に与えていたらしく、難波についたらちぎれまくったジェルシールが窓にぺたぺたと貼りついていた。とても楽しく遊んでいたらしい。買っておいてよかった。向日葵さんいい情報をどうもありがとう。
帰りの最寄路線の電車も行きの時と同じく帰宅ラッシュにかかってしまう。おかげで特急サザンに乗ることになった。今回の旅はいろんな特急列車にのれたのがとても楽しかった!次にお伊勢さんに行くときも近鉄で行きたいな。