神楽

昨日は神楽がやってきた。


来る日だというのをすっかり忘れてて、寝坊して遅めの時間まで(つっても8時だべ)ゆっくり寝ていた。すると太鼓や笛の音がかすかに聞こえてきて、「もうだんじり曳いてる!!」(この日は我が町をはじめ、いろんなところで「盗っ人曳き」といって普通の格好のままでだんじりを曳いてるところが多かった)とあわてて飛び起きたが、調子が違う。と思ったら、チャイムが鳴り「毎年来てる神楽です。」・・・まじで。


チャイムで起きた娘とともに庭へ行くと、二頭の獅子が舞っていた。寝ぼけ眼&パジャマ姿で呆然と立ち尽くす母娘。こんな日に限っていつもはうじゃうじゃいる家族が誰一人いない。私以上に状況が理解できない娘は、おそらく怖かっただろうけど泣くことを忘れて氷のように固まっていた。最後に獅子に頭をかんでもらうときは、かわいそうなくらいに震えていた。ほんまに怖いときはかえって泣けないのだな。


そういや去年は、こわいけど興味津々な表情で獅子たちをじーっと眺めていた。知恵がついてきたほうが、怖いものが増えるのだろう。